Top > FAQ

 

 

■FAQ

Q:ライトレンズリフレッシャーPRO(以下LLR)と他社製品との主な違いは?

耐水ペーパーでの磨き処理の有無による仕上がりの透明度、艶の違いと、完全無機質のコーティング剤「プロテクトコート」を塗布することによる、高い耐久性(約2年)です。

黄ばみ、くすみの原因は、ポリカーボネート樹脂自体の変色と、表層割れによる汚れの堆積によるものです。
レンズ表面の汚れは、コンパウンド等の研磨剤により落とすことは出来ますが、表層割れの除去は困難です。

LLRでは、耐水ペーパーでの磨き行程を行うことにより、表層割れの層を除去し、さらにコンパウンドでの2行程の磨き作業により、新品に近い透明度、艶を実現します。

さらに、完全無機質(酸化し難く、劣化が遅い)の「プロテクトコート」を塗布することにより、高い耐久性を発揮します。

Q:どんな素材にも使用できる?素材の見分け方は?

LLRは、ポリカーボネート樹脂製ヘッドライト用磨きシステムです。
テールランプについては、仕上げペーパー以降の施工にて使用することが可能です。
その他サンバイザー等につきましては、使用しないでください。

ヘッドライトの素材は、ガラス・アクリル・ポリカーボネートに分かれます。ガラスとの違いは、触ることでわかるかと思います。

アクリルはポリカーボネートより強度が無い為、ヘッドライトにはほとんど使用されていません。
※コーナーランプには使用されていることがあります。

また、紫外線の影響を受けないため、表層割れが発生しませんので、黄ばんだレンズは「ポリカーボネート」と判断することが出来ます。  

Q:表層割れの見分け方は?

点灯したヘッドライトを上から見て、レンズ表面がキラキラ光っている場合、それが「表層割れ」です。

表層割れが無いレンズに施工する場合は、600番~2000番の耐水ペーパーでの磨き作業は不要です。仕上げペーパー以降の作業を行ってください。

Q:600番ほどの粗いペーパーをかけて本当に大丈夫なのか?

最初レンズ表面が真っ白になりますが、その後の磨き行程を行うことで、磨き傷はほぼ無くなります。
※磨き行程を長時間行うほど磨き傷は無くなります。

表層割れの層を効率良く除去する為には、600番のペーパーから行う必要があります。目の細かなペーパーでは、表層割れが除去出来ず、より作業時間が長くなります。

Q:ポリッシャーの有り・無しでどのくらい手間が違うのか?

コンパウンドでの磨き行程にて、ポリッシャーのご使用を推奨します。ポリッシャーでは、片側約30秒程度、手作業では、約3~4分は必要であり、また仕上がりもポリッシャーを使用するほうが良くなります。

ポリッシャーを使用する場合、シングルアクションポリッシャーを使用してください。長時間レンズ面の同じ場所を磨くと、熱により変色する可能性があることと、バンパーやグリル等に接触すると傷をつける可能性があります。ミニポリッシャーを使用すると危険性は減りますが、いずれも十分注意して使用して下さい。

Q:手間・時間がかかるケースは?

レンズ表面が毛羽立っている(人の肌が、日焼けしたときに、皮が剥けているような状態)場合、その毛羽立ちは勿論、ノーマルのコート層全てを磨き落とす必要があり、600番の磨き行程が特に時間がかかる場合があります。

また、レンズによっては、表層割れが中々除去出来ない場合があります。

ポリッシャーやサンダーに、空研ぎペーパーを付けて磨くことで短時間で処理できますが、技術が必要となりますので、経験のある方以外にはお薦め出来ません。

Q:どこまで磨けば良いのかわからない?

レンズの大きさや汚れ状態や大きさにより変わってきますので、あくまで目安として参考にして下さい。
下記の時間はレンズ片側の目安時間です。

■600番耐水ペーパー:3分
レンズ表面が真っ白になります。研ぎ汁が黄色から白色になってきます。目安は、ライトを点灯させ、レンズ表面にキラキラ光るものが無くなるまでです。レンズの状態や大きさにより変わってきますので、あくまで目安として参考にして下さい。

■800/1000/1500番耐水ペーパー:各1分
前工程のペーパー痕を消すイメージで、全体を均一に磨きます。磨いている手に引っ掛かりが無くなってきたら、次の工程です。

■2000番耐水ペーパー:2分
前工程1500番の磨き傷を消すイメージで、全体を均一に磨きます。この時点でほとんど引っ掛かりは無くなってきます。水を掛けると水が均一にはけていくようになります。

■仕上げペーパー:2分
ペーパーでの磨きの最終工程となります。磨いた後に、表面を拭きとると、全体がうっすらと白い状態になります。目につく磨き傷はこの工程でしっかり落として下さい。

■ファーストコンパウンド:手磨きの場合3分 ポリッシャー使用時30秒
十分な透明度が出るまで磨いてください。

■セカンドコンパウンド:手磨きの場合3分 ポリッシャー使用時30秒
最終の磨き行程です。艶出し作業となります。

Q:レンズの内側に表層割れが発生することはないのか?

ハロゲンバルブやHIDバーナーに使用されているガラス(主に石英ガラス)はほとんど紫外線を透過しません。
黄ばみの最大の要因は紫外線であり、また酸性雨やアルカリ系溶剤の影響も少なからず受けますので、表側に発生します。

内側がくすんでいる場合は、レンズのシーリングが悪く、そこから埃が入ることで発生します。これはLLRで除去することは出来ません。

汚れが外側なのか、内側なのかの判断は、ファーストコンパウンドをクロスに取り、レンズ表面を磨いてクロスに汚れが付着すれば外側の汚れであることがわかります。

Q:施工すると、どのくらい光度が上がるのか?

表層割れは、光を拡散させ、またそこに堆積した汚れが透過性を悪化させる為、光度に大きく影響します。
場合によっては車検基準に満たなくなる場合があります。
※H4ハロゲンバルブの車検基準:ハイビーム点灯時に12,000cd以上必要。
※新車時は概ね30,000cdの光度があります。

LLRを施工すると、30,000cd前後まで光度が出ますので、新車時に近い光度に復元することが出来ます。